焦らず、ゆるく続けるための“頑張らない時間”の作り方

副業ライフ

はじめに

副業を始めたばかりの頃、私はいつも焦っていました。

「毎日作業しなきゃ」
「頑張らないと、同じ時期に始めた人に置いていかれる」
「副業やるって言ったのに、やってない自分はダメだ」

そんな思いが常に頭の中をぐるぐるしていて、
作業していない時間さえも心が休まりませんでした。

でも、続けていくうちに気づいたんです。

本当に続けるためには、“頑張らない時間”も大切だということに。

この記事では、私がコーディング副業を続けていく中で感じた
「頑張らない時間の作り方」についてお話しします。

焦りやプレッシャーを感じている方の心が、
少しでも軽くなれば嬉しいです。

「分かる」が「つらい」に変わる瞬間

最初のうちは、カリキュラムの内容もすんなり理解できて、サクサク進められます。

「分かるって楽しい!」
「新しいことを覚えるのって気持ちいい!」

そんなワクワクした気持ちで続けられるんですよね。

でも、学習を進めていくとだんだんと難しい内容も出てきます。
初めて触れる概念は、一回で理解するのが難しくて、
「そもそも何を言ってるのか分からない…」と混乱することも。

何度も復習しても完全には理解できず、
分かっているような、分かっていないような…。
そんな“ふわふわした状態”が続くこともあります。

すると、今まで楽しかった学習が、
少しずつ楽しくなくなってくるんです。

“楽しい”が原動力だったのに、その楽しさが消えていく。
そうなると、手が止まり、
気づけば「今日もやってないな…」という日が続いていきます。

しばらくそんな状態が続くと、
「今日も勉強してない」
「やばい、やらなきゃ!」
と焦りと義務感がわき上がってきます。

無理やり自分を奮い立たせて手を動かしても、
心がついてこない。
作業は進んでいるのに、まるで“空っぽ”のような感覚になっていきました。

そして、ある日ふと考えました。

「こんなにつらい思いまでして、なんでやっているんだろう」
「もしかして、やりたくなかったのかな」
「自分は覚悟が足りないのかもしれない」

そんな風に自分を責めそうになったとき、
一度立ち止まって考えてみたんです。

「そもそも、なぜ始めたんだろう?」

振り返ってみると、私は
スキルを身につけたいという気持ちの裏に、
「楽しく学びたい」という想いがあったことを思い出しました。

でもいつの間にか、
その“楽しく学ぶ”という気持ちを置き去りにしていたんです。

学ぶことは「努力」だけじゃなく、「楽しむこと」も大切。

そう気づいた瞬間、
また少しずつ手が動くようになりました。

頑張らない日を「予定」に入れる

それからは、あえて勉強しない日をカレンダーに入れるようにしました。

  • PCを開かない日
  • 身体を休ませる日
  • 家族とゆっくり過ごす時間

「今日はやらなかった」ではなく、
「今は身体を休ませているとき」
「この先、やりたくなった時に動けるように準備している時間」

そう思うようにすると、
勉強しない日でも焦りや不安が少なくなりました。

「このままやらなくなるんじゃ…」と思うかもしれません。
でも大丈夫。
作業をしないことで、“またやりたい”という気持ちは必ず戻ってきます。

やりたくなった時に、また少しずつ始めればいい。
その“少しずつ”が、続ける力になります。

頑張ることよりも、
休むことに罪悪感を持たないこと。
それが、続けるための第一歩でした。

無理をしない勇気も、副業を続ける力になる

副業をしていると、思うように進まない日が必ずあります。

仕事が忙しくて帰ってきたらぐったりして何もしたくない。
家事や育児で手が離せず、なかなか時間が取れない。
体調が悪くて、やろうと思っても頭に入らないし、身体も動かない。

そんな日は、思い切ってこう考えるようにしました。

「今日はやらない日!

今やるべきこと(休む・家事や育児に集中する・体調を整える)に集中しよう」

やる気が出ないのは、心と身体がメンテナンスを求めているサイン
無理に動かそうとすると、あとで燃え尽きて何日も動けなくなることもあります。
だからこそ、早めの対処が大事なんです。

頑張りすぎた分、ちゃんと“エネルギー補充”をする時間も必要。
休むことは、決してサボりではなく、次に進むための準備

気持ちを少し切り替えるだけで、
また自然とリズムが戻ってきます。

焦らず、ゆっくり。
「続ける」ために、一番大切なのは無理をしない勇気でした。

頑張らない時間が「次のひらめき」を生む

不思議なことに、何もしない時間を意識的に取るようになってから、
翌日の集中力が上がるようになりました。

作業時間は減ったのに、成果が増えたような感覚。

「頑張らない時間=サボり」ではなく、
「次の頑張りを育てる時間」だったんです。

さらに驚いたのは、
以前まで理解できなかったところが、
休んだあとにすんなり分かるようになる瞬間があったこと。

これは心理学でいう 孵化(ふか)効果(インキュベーション効果) と呼ばれています。

🧠 孵化効果とは?

創造的な問題解決の中で、非常に重要なプロセスのひとつです。

  1. 行き詰まったら、一旦問題から離れる
     難しい課題に直面したとき、無理に考え続けるのではなく、
     休憩・散歩・気分転換などで意識をそらします。
  2. 無意識の働きに任せる
     表面では休んでいても、潜在意識は情報を整理し、
     新しい組み合わせや発想を生み出そうとしています。
  3. ひらめきが生まれる
     そして、ふとした瞬間に「これだ!」というアイデアが
     まるで温めていた卵が孵るように、意識の中に現れます。

つまり、「問題を一旦忘れて休む時間」は、
サボりではなく“無意識が働く準備期間なんです。

頑張らない時間を取ることで、
結果的に問題が解決したり、新しい視点が生まれることもあります。

休むことは、止まることじゃない。
次に進むための“静かな前進”です。

無理せず続けることが、一番の成長になる

副業は、マラソンのようなもの。
頑張りすぎると途中で息が切れてしまいます。

ペースを落としても、歩いても、止まってもいい。
大切なのは、やめないこと

“頑張らない時間”をつくることで、
私はようやく自分らしいペースを見つけることができました。

まとめ

  • 頑張りすぎると、楽しさが消える
  • あえて「何もしない日」を予定に入れる
  • やる気が出ない日は、心の休息日
  • 頑張らない時間が、次のやる気を育てる
  • 焦らず、無理せず、ゆるく続ける

“休むこと”も、立派な前進。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。

コメント