はじめに
初案件って、
- 「自分のスキルでお金を稼ぎたい!」
- 「でも…どの案件が良いの? 危険なのはどれ?」
こんなふうに悩んで、なかなか応募に踏み出せないものです。
私自身、何も分からないまま飛び込んだ結果、
やめればよかった案件を選んでしまい、想像以上に精神を削られました。
この記事では、その苦い経験を踏まえて
初心者でも安全に選べる案件の見極め方をまとめています。
これから応募する人の不安が少しでも軽くなれば嬉しいです。
初心者が絶対に避けるべき案件の特徴
① 修正が無制限・曖昧な案件(危険度MAX)
- 「修正無制限です」
- 「微調整はお願いします」←この微調整が地雷
最初は軽く見えても、
あとからあれもこれも追加 → 終わりが見えないという地獄が待っています。
初心者は「初案件だから頑張らないと…」と思ってしまいがちですが、
そこに付け込まれると、一気に精神を削られます。
微調整の定義は人によって違うので要注意。
② 明らかに相場より安い案件
例えば…
- LPコーディング:1〜3万円
- WordPress化:1〜5万円
これは仕様重いのに単価だけ安い案件の典型です。
参考相場:
- LPコーディング:3〜7万円
- WordPress化:3〜8万円
低単価を実績作り用に期間限定でやるのはアリ。
でも、ずっとやると消耗戦まっしぐら。
※やるなら必ず「目的・ゴール」を決めること。
③ 依頼内容がざっくりしすぎ
- 「HP作成お願いします」
- 「ワイヤーはありませんが、お任せで」
こういう案件は、のちのち…
- 「なんか違う」
- 「言語化できないけど、違う」
- 「やっぱりこうしたい」
という後出し修正が大量発生します。
ワイヤーなしLPは特に危険。
作り手が迷いやすく、クライアントの感覚でダメ出しされがち。
④ 納期が不自然に短い
「今日中にできますか?」
「明日までに全ページを」
初心者には無理ゲーですし、
応募→連絡→契約→着手 の流れがあるため、実質の作業時間は半分以下。
こういう案件はトラブル率が高いので避けましょう。
初心者でも安心の安全な案件”とは?
① ワイヤー・資料がしっかりしている
- デザインあり
- 仕様書あり
作るものが明確なほど作業はスムーズ。
依頼者の準備力=案件のやりやすさです。
② 修正回数が明記されている
- 修正2回まで
- 軽微な修正(例:文言変更)あり
これだけで精神の安定度が段違い。
範囲が明確なのでトラブルになりにくい。
③ 依頼者の実績・評価がしっかりしている
- 発注実績
- 過去の評価
- 依頼頻度
見ておくだけで案件の安定度が分かります。
評価が低い=危険とは限らないけど、参考にはなります。
④ 連絡が丁寧・説明が明確
ここ、実は一番重要。
- 返信が丁寧
- 指示が明確
こんなクライアントはほぼ当たりです。
逆に説明が曖昧な人は、案件も曖昧になりがち。
※応募後すぐ「面談しましょう→これできますか?」という流れは危険。
正しい流れは
応募 → 面談 → 合否 → 詳細説明。
応募前にチェックすべき信号機基準
🟥 赤信号(1つでもあるなら避ける)
- 修正無制限
- 指示が曖昧・ワイヤーなし
- 相場より安すぎる(LP1〜3万円)※実績つくりなどの目的があれば要検討
- 評価が低い
- 返信が雑・遅い
- 後出し要望が多い
- 納期が不自然に短い
赤は確実にトラブル。避けてOK。
🟨 黄信号(注意しつつ交渉OK)
- ワイヤー・資料が少し足りない
- 素材が一部未提供
- 初心者歓迎の文言が曖昧
- 単価がやや安い
- 修正回数の記載なし(交渉で対応可)
黄色は 注意しつつ進めるゾーン。
🟩 緑信号(初心者でも安心して応募してOK)
- ワイヤーあり・資料しっかり
- 修正回数が明記
- 相場ラインの単価
- 評価が高い
- 返信が丁寧でわかりやすい
- 現実的な納期
緑が多い案件ほど当たり案件です。
初心者におすすめの案件タイプ
① LPコーディング(1ページ・ワイヤーあり)
最もおすすめ。
- 迷いが少ない
- 修正は限定的
- 作業量が読める
- チェック範囲も狭い
※ワイヤーなしLPは地雷。
② デザイン反映案件(Figma/XD → コーディング)
- デザイン=答え
- 後出しが少ない
- 実務の流れを学べる
※アニメーションの有無は必ず事前確認!
③ 既存サイトの細かな修正
- ピンポイントで終わる
- 基礎スキルで対応可能
- 相手の要望が明確なことが多い
※範囲は必ず最初に決めておくこと。
④ WordPress化(できるならOK)
- 手順がテンプレ化されてる
- 単価が上がる
- 案件の幅が広がる
※仕様変更でエラーが出ることがあるので、
「追加機能なし」の線引きは必須。
私が「やめればよかった案件」で学んだこと(実体験)
実際にあったこと
- 軽微な修正のはずが、気づけば大幅追加
- 修正無制限状態で終わりが見えない
- 指示が後出しで何度も作業が振り出しに
- ずっと案件のことが頭から離れず精神が削られる
- 仕様が勝手に書き換わってエラー発生
- 範囲外と言ったら「それは範囲内」とねじ込まれる
- 修正していない箇所まで後から「やっぱり直して」と言われる
この経験から、
金額以上に「条件が明確かどうか」が重要だと痛感しました。
この経験から学んだこと
- 修正回数は絶対に明記(なければこちらが提案!)
- 曖昧な納期・仕様の案件は避ける
- 納期が短いときはタイムラグを前提に考える
- 返信が丁寧かどうかで当たり外れはほぼ決まる
- 嫌な予感がする案件はだいたい当たる
- 軽微な修正=簡単とは限らない
- 初案件でも線引きは必要
- 案件は昨日と同じ状態とは限らない
- やる時間・やらない時間のメリハリが大事
「初案件だから頑張らないと」と思いすぎると、
逆に負担が爆増するので気をつけてくださいね。
まとめ
初案件は、技術より
案件の選び方のほうが大事です。
ちゃんと見極めれば、
初心者でも安心して進められる案件はたくさんあります。
焦らなくて大丈夫。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
安心して進めるために、危険な案件も知っておきましょう👇


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