はじめに
案件を探していると、
「これ、本当に大丈夫?」と不安になる依頼が混ざっています。
私も最初の頃は、
どの案件もチャンスに見えてしまって、よく分からないまま応募してしまう。
その結果…
- 修正が無限に増える
- 指示が後出しで来る
- ワイヤーがなくて作業が始まらない
- 連絡が遅くて不安が続く
- 言われるがままに作業が増えていく
そんなトラブルを経験しました。
初心者ほど「悪い案件の見分け方」が分からず、
気づいた時には時間も気力も消耗してしまうケースが本当に多いです。
この記事では、私の体験談を交えながら
応募してはいけない案件を見抜くためのチェックポイントをまとめました。
あなたの大切な時間と心を守るための防御力アップ記事として、ぜひ活用してください。
避けるべき案件①:ワイヤー(構成)なしで「全部おまかせ」と言われる
「デザインはないので、構成含めて全部お願いします」
「とりあえずいい感じで作ってください」
――これは、初心者が一番ハマりやすい地雷です。
● 丸投げ案件=責任も丸投げされる
ワイヤーがない案件は、
何をどう作れば正解かが最後まで分からないのが最大の問題。
途中で言われる「イメージと違うので作り直してほしい」は頻発し、
イメージを聞いても「よく分からないけど、なんか違う」と曖昧な返答ばかり。
結果、終わりの見えない修正に追われることになります。
● ワイヤーがある案件のほうが圧倒的に進めやすい
Figma・PDFなどで構成があるだけで、悩む時間は大幅に減ります。
できれば、
フォントサイズ・余白・アニメーション指示などの仕様書があると、
双方のイメージのズレも起こりにくく、作業がスムーズです。
避けるべき案件②:修正回数が無制限 or 記載なし
「修正回数:無制限」
「修正回数:記載なし」
これは本当に危険です。
● 無限修正=ほぼ間違いなく疲れ果てる
実際、私は
1回の修正でほぼ作り直しレベルの変更を大量に依頼される地獄を経験しました。
「ちょっとだけ変えてほしい」と言われたはずが、
- 「今度はこっちも」
- 「少しなのでこれもついでに…」
気づけばデザイン変更、仕様の変更、当初の範囲外の作業まで増加…。
初心者ほど言われたらやらないと……と抱え込んでしまいます。
● 正常な案件は 軽微な修正のみが一般的
普通のクライアントなら、
- 文言の差し替え
- 色の微調整
- 画像の差し替え
このあたりが無料の範囲です。
「無料でやる範囲」「ここからは追加料金」の区別をしっかりつけましょう。
【体験談】面談の時点でもう案件が始まっていたパターンに注意
私が一番しんどかったのが、このパターンです。
応募 → 面談の流れだったので、
「まずは話を聞くだけかな」と思って参加したのですが…
面談の場でいきなり仕様を渡され、
そのまま作業がスタートしてしまいました。
この時点で、
- 修正回数の取り決めなし
- ワイヤーなし
- 仕様も曖昧
- 合格通知や契約もなし
という最悪の状態。
当然、作業が進むほど
「ここもお願いします」
「やっぱりこういうデザインで」
「少し変えてほしい」
と終わりのない修正が続き、精神的にもかなりきつかったです。
本来の安全な流れは、
応募 → 面談 → 合格 → 案件詳細を確認 → 契約 → 作業開始
これが正規ルートです。
もし面談の段階でいきなり作業を指示されたら、
その案件は慎重に判断してください。
避けるべき案件③:依頼内容が曖昧すぎる
「こんな感じのサイトを作りたいです」
「詳細は相談しながら」
――こういう依頼は、かなり危険です。
● 情報不足の案件は必ず揉める
- 素材がない
- 内容が曖昧
- 方向性が未定
この状態で始めると、
途中で「やっぱりこっちがいいです」と方向転換される確率が高く、
せっかく作った部分が全てやり直しになることも…。
結局、丸投げしているだけという場合がほとんどです。
● 「とりあえず見積もりください」は断ってOK
必要情報が揃っていないと見積もりは出せません。
安全な案件ほど依頼内容が具体的です。
どうしても受ける場合は、必ず詳細を確認しましょう。
避けるべき案件④:予算が極端に低い or 時給換算すると赤字
LP制作で5,000円など、明らかに相場とズレている案件は要注意です。
● 安い案件ほど要求だけ高いことが多い
予算が低い案件ほど、
「できるだけ高品質で」
「あとここもお願いします」
など要求が増えやすいです。
● 時給換算すると赤字
- 学習
- 修正
- メッセージのやり取り
すべて含めると、時給500円以下になることも…。
「実績づくり目的で1件だけやる」など戦略がある場合を除き、
低単価案件ばかりやっていると単価が上がらず疲弊します。
避けるべき案件⑤:クライアントの過去レビューが不穏
レビューは必ず見ましょう。
短いレビューでもヒントが埋まっています。
● 危険サインの例
- 連絡が遅い
- 指示が曖昧
- 修正が多い
- 後出しが多い
こういうレビューが複数ある場合、
そのクライアントは高確率でそのままの人です。
● 逆に安全なクライアントは?
- 丁寧なやり取り
- 評価が高い
- 明確な指示
- レビューに悪評がない
こういう案件はスムーズに進みやすいです。
まとめ|違和感を感じたら応募しないが最強の防御
案件探しで一番大切なのは、
「あれ?なんか変だな…」という違和感を見逃さないこと。
経験上、違和感はほぼ当たります。
特に初心者は
最初の案件こそ安全なものを選ぶ
ことが本当に大事です。
あなたの大切な時間と気力を守るためにも、
ムリをせず、安心して取り組める案件から始めましょう。
実際にどんな想定外があったのか?
体験談を次の記事でまとめています👇


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