はじめに
「実績がないから他の人たちに勝てないよね…」
「応募が多い中で自分が選ばれるなんて無理じゃない?」
「ポートフォリオがあっても見てもらえないよね…」
私も最初はまったく同じでした。
でも実績ゼロでも、見せ方を少し工夫するだけで
確実に反応が変わり、案件が取れることに気づきました。
今回は、実際に私がやって効果のあった
実績がなくても安心して任せてもらえる見せ方を紹介します。
① 架空LPを丁寧に作ることが最大の実績になる
私が最初に取り組んだのは、架空LPを全力で丁寧に作ることでした。
スキルの証明に一番効くのは、
「このくらいのクオリティで作れます」 と一目で示せる作品です。
● 私が意識していたこと
- 余白やフォントの統一
- 見やすく整った構造
- スマホで崩れないかチェック
- やりすぎない、シンプルなアニメーション
- どこに力を入れたかが伝わるレイアウト
特にアニメーションは動くと分かりやすいので、
クライアントの印象がぐっと良くなります。
口で「できます!」と説明するより、
作品で見せた方が圧倒的に信頼されます。
● 数より伝わる作品が大事
スクールで複数の作品を作っていたので、
最初は「全部見てもらえればいいか」と片っ端からアップしていました。
でも、実際に応募してみると
クライアントがじっくり見てくれるのは1作品程度。
大量の応募者の中から何人も選んで作品を全部チェック…
なんてことはまずありません。
だからこそ、
評価されるのは「代表作」だけ。
複数作品があるのは良いことですが、
- LPならこれ
- WordPressならこれ
- ポートフォリオならこれ
という風に基準となる作品を1つ用意しておくと、
実績がなくても信頼してもらいやすくなります。
② どんなことができるのかをプロフィールで丁寧に伝える
実績がない時ほど、プロフィールで安心感を出すのが大事。
私が書いて効果があったのは、この3つでした。
● どんな作業ができるかを具体的に書く
- LPコーディング
- デザインからのコーディング
- WordPress化
- バグ修正
- 基本的なアニメーション(Swiperなど)
具体的に書くほど、相手の不安が減ります。
● 「できる・できない」を明確にする
初心者の頃は焦ってちょっと盛りたくなるものですが、
できないことをできると書くと後で大きなトラブルになりがち。
できないことに挑戦するのは悪くないけど、
それをクライアントの案件でやるのはリスクが高いです。
だからこそ、
自分のできる範囲を明確にしておくのが相互に安心。
● 敷居を低くする相談しやすさの文章が効く
実績が少ない頃ほど
「この人なら気軽に相談できそう」
という印象が非常に大切でした。
プロフィールには、敷居を下げる言葉を少し加えていました。
- 「まずはお気軽にご相談ください」
- 「小さな修正や調整も歓迎です」
- 「不安な点があれば遠慮なくお知らせください」
こういう柔らかい一言だけで、
相手がメッセージを送りやすくなります。
実績の量よりも、
話しやすさ・頼みやすさが選ばれる理由になる
と応募を重ねる中で実感しました。
③ コーディングへの想いを書くことで人柄が伝わる
他の人のプロフィールを見て気づいたのは、
意外とみんな想いを書いているということ。
実績が少なくても
「この人は丁寧にやってくれそうだな」
と思ってもらえると、それだけで採用率が変わります。
● 想いはこんなふうに書くと刺さる
- 使う人のために細部までこだわりたい
- 余白やUIの気持ちよさを大事にしている
- コーディングで「使いやすいサイト」を作りたい
- 分からないところは調べて丁寧に仕上げたい
こういう価値観は、単なるスキルより
「この人に任せたら大事に作ってくれそう」
という印象につながります。
④ (おまけ)コード集があると差別化できる
実績が少ない時ほど、
自分のできることを早く・わかりやすく示せる材料があると強いです。
以前、面談で
「他にもできますか?」「他のアニメーションはありますか?」
と聞かれたことがありました。
そのとき私は、別の作品を見せて説明するしかありませんでした。
もちろんそれでも伝わるのですが、
もし アニメーション集やコードスニペットをまとめたコード集があれば、
もっとスムーズに「これもできます」と提示できたなと感じました。
● 例えばこんな小さなコード集
- よく使うフェードイン・スライド系アニメーション
- 汎用的なレイアウト(2カラム、カード、LP構成)
- フォームのUI
- ナビやハンバーガーメニュー
- ヘッダー/フッター構造
これくらいの集合でも、
クライアントから見ると
「この人、仕組み化してて効率良く作れそう」
と映り、差別化につながります。
まだ完成していなくても
「コード集を作り始めています」と言えるだけで、
成長意欲のある人としてプラスに見てもらえます。
まとめ
実績ゼロでも、
「安心して任せられそう」
と思ってもらえれば案件は十分取れます。
そのために大事なのは──
- 架空LPを丁寧に作る
- 盛らずにできることを明確に書く
- 想いを言葉にして人柄を伝える
- コード集など仕組み化で差別化する
この4つだけで、
私の提案文の通過率は確実に上がりました。
実績は後からいくらでも作れます。
まずは 「この人なら安心して任せられそう」 と思ってもらうところから始めましょう。
次は、提案文を改善して通過率が上がった実体験です👇
【体験談】クラウドワークスで提案文を改善したら通りやすくなった話

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